厳しい目で選んだ国産無垢材と、確かな腕を持つ匠の技が織り成すH邸は格式ある現代の日本家屋。 趣のある石畳のアプローチがゲストを雅の世界へといざなう。
客間は随所に檜五寸柱を配した広縁のある8畳間×8畳間の2間続き。稲子天井、雪見障子など、和のしつらえが五感を心地よく刺激する。日当たりと風通しも抜群で、エアコンをほとんど必要としない。
ゆったりとした中廊下にひょうたん型の下地窓を施工して、凛とした和の空間の中にも遊び心を演出。
玄関を中心にL字型に配置した18mのポーチ。一列に並ぶ垂木と一文字銅板瓦葺きは圧巻。
玄関から続く廊下は檜の床と秋田杉格天井を使用。建具とのバランスも美しい。
建具に施された繊細な組子細工はまさに伝統工芸。熟練職人の技が冴える。
檜のやさしい香りに満ちた玄関ホール。格天井は3尺角の秋田杉一枚板を使用。和の風格が漂うおもてなしの空間。