
先日、お施主様と一緒にご自身の家に使われる木材の見学に行ってきました。
こちらのお宅は洋風平屋です。

お施主様はどの工程にも大変興味を持ってくださりました。
説明をしてくださった材木屋の番頭さん、なんと建築を学ぶ学生に
“本物を見る授業”の一環として臨時講師も務めている方で、
「教科書のことはよく分からないけれど、現場のことなら何でも話せるよ!」
という言葉の通り、年輪の数え方や幅の違い、夏と冬での育ちの違いなど、
とても興味深い話をたくさん聞かせてくださいました。
年輪を見るとその木がどんな環境で育ったか分かるというお話は、私たちも
改めて木の奥深さを感じさせられるものでした。

また、お宮に使う材を水圧で皮むきしている様子も見学しましたが、
この作業は夏に行うと高温でカビてしまうため、寒い時期を選んで行うそうです。
冷たい水しぶきを上げながら簡単そうに皮をむいていきますが、実は職人技が
あってこその作業で、
「強く長く使える材料に仕上げたい」
という職人の心意気が伝わってきました。

お施主様からは
「本物に勝るものはなし。
本当に現場で話を聞きながら木を見ることができて楽しいです。」
とのお言葉をいただき、私もとても嬉しく感じました。
ご自身の家に使う木をご覧いただき記念撮影も行いました。
仲の良いご夫婦のお二人を撮影していたらついシャッターを切りすぎて、
かなりの枚数になってしまいました(笑)
1/100サイズのパースを見ながら「このリビングに使う木ですよ」と説明すると、
お二人ともとても感慨深そうに木材を眺めていました。

これらの木材が自社作業場に納品され、私たち大工の手によって加工される日が
とても待ち遠しいです。
納品されましたら、またぜひ見学に来ていただきたいと思っています。
これからもお施主様と一緒に、丁寧な家づくりを進めてまいります。
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今日も一日
『一棟入魂』頑張ります。
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